本プロジェクトでは,地上レーザ測量(TLS)やSfM多視点ステレオ写真測量を用いた地形データの取得プロセスと,その解析手法に関する一連の作業を含むプロトコルを地形学の立場から開発・確立し,高精細地形データを様々な研究対象への適用を可能とする基盤を構成することを目的とします。
近年の技術革新により,あらゆる地球科学的データが高解像度化しています。それは,今まで見えなかったもの,あるいはぼんやりとしか見えなかったものが,はっきりと見えてくるといったことにより,さまざまな利点が得られます。しかしながら,「見えすぎちゃって困る」こともしばしば。高解像度過ぎて,何を見ているのかわからなくなるという事態も懸念されます。
そこで,本プロジェクトのテーマは「高鮮明化」としています。「高解像度化」でなく「鮮明化」です。まずは高解像度を目指し,解像度の「選択肢」を増やすことにより,現象にあった解像度,すなわち「最適解像度」の考慮と選択を可能にすることを目指します。
高鮮明地形情報に関する各種情報共有、質問回答、シンポジウムの開催のお知らせなど、どなたでもメーリングリストに参加いただけます。
▶ High-Definition Topography Forum / 高解像度地形情報フォーラム
CSIS共同研究の枠組みでデータを提供しています。